整備ブログです。
当店で販売した車両ではありませんが、車検ご依頼のお客様の車両です。
あまり乗らないという事ですので、直ちに交換が必要な部品以外は状態報告ということでお預かりしました、
エンジンロッカーカバーのオイル漏れが確認できましたが、そう多い量ではないため現状で、
でも一度パッキンを交換した形跡が有るので少し納得がいかない感じが・・・
ラジエターアッパーホースの水漏れ跡発見、ホースの強化プラスチックジョイントの部分からです。
劣化が考えられますので、オーバーヒートに繋がる危険性がある為交換候補です。
そうこうしていると運転席の少し前くらいの地面に水がこぼれたような跡・・・
エンジンリア部からのようです、N42エンジンではあまり経験の無い箇所です。
エンジンパーツ図面リストで検索すると、確かにウオータージャケットをふさぐキャップが部品であります
車を買って1年くらいでほとんど乗られていないという事なので、元々いろんな箇所からオイル漏れ
があり修理して納車された形跡もあります。
あまり程度の良い車で無いような感じです・・・・
冷却水もLLCの色が無く透明ですし。
2004年の走行7万キロではそう修理が発生する車ではないのですが。
欲を言えばラジエターとエキスパンションタンクも交換したいところですが、
あまり乗られないという事ですので今回は換えず水漏れ要チェック箇所という事でご報告。
エンジンリアの水漏れ修理をする為、エンジンロッカーカバーも外さないと手が入らず作業ができないため、オイル漏れしているパッキンも交換、これも良くもれる負圧ポンプのOリングも交換となる為、エンジンオイル漏れは解消となります。
ロッカーカバーパッキンからのオイル漏れ
エンジンリアについているブレーキマスター用負圧ポンプ、このOリングも交換します、水漏れ箇所のウオータージャケットキャップはこのまだ奥に付いています。
これがそのキャップです、パッキンがへたっています
交換したパッキン関係です
後は各配線ケーブルを接続してエンジンルームの隔壁、トレイなど装着すれば完了です。
水漏れは即オーバーヒートに繋がりますので定期点検が重要ですね。
安いだけの車検は要注意です、専門知識の有る中身が有る点検整備を!