SERVICE

BMW F12 640i クーペ 室内水侵入?

当店で購入されていないお車ですが、ご相談いただきました。

左リアシートの足元が濡れている・・・ということでお預かり。

 

 

兵庫県加古川市にあるBMW専門店バリューです。BMW中古車在庫販売は元より、車検・整備・板金修理・ドレスアップなど幅広く対応させていただいております。当社管理ユーザー様や、当店で購入されていないお客様でもお受けしております。専用コンピューター診断機も完備し部品も直接流通で素早く手配。お見積後の施工で安心です。

 

 

 

 

Fの6シリーズと言えばF105シリーズと同じフレームです。

台数的にF10が多い為、5シリーズに良くあることと思われていますが、6シリーズも同じです。

屋外駐車が長い車は要注意。

フロントウインドを伝った雨水はエンジンルーム後部(カウル)内の排水路を通ってボディー下に排水されます。

この排水路途中にトンネルが開いていますが、長年の間、ごみ(泥)が堆積し、狭くなってしまいます。

そうすると、排水路内の水位が上昇し、ステアリングコラムの穴に取り付けられたキャップの隙間から侵入する・・・

といった成り行きです。

写真はすでに掃除していますが、泥がかなり溜まっていました。

黄色いキャップの黒ずんでいるところまで水位が上がっていたという事です。

本来、黄色いキャップの前を水が流れるだけです。

対処として、泥を取る・キャップの周りにシリコンボンドを塗り防水処理・室内側もシリコンを塗ります。

 

これは、エンジンルームの防音の為?についているカバーです。

これは、黄色いキャップが付いているフレーム部に‘部屋‘を作っている仕切りみたいなものです。

ここからも排水ができる様に穴を開けました。

ここまでしていれば今後大丈夫でしょう。

厄介ですが、室内に溜まった水は、早く取り除きます。

フロアーマットは、多少濡れていても、そのうち乾くと思います。

早く対処出来て良かったです。

そのままにしておくと、助手席フロアーには「アクティブステアリング・モジュール」が付いていますので、

水没で壊れてしまい、かなり高額修理になるところでした。

 

 

 

 

関連記事